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芸術系大学のグラフィック編集ソフトウェア習得に関する考察
― デジタル画像処理を軸にしたソフトウェア学習カリキュラム ― 
Learning Graphics Editing Software in Art Universities
—A Software Learning Curriculum Centered on Digital Image Processing Techniques—
 
2016
武蔵野美術大学研究紀要 47号 (2016年度)
抄録
 芸術系大学でデザインを学ぶ学生を対象とした、グラフィック編集ソフトウェア(以降グラフィックソフトウェアと表記)の学習について検討した。
 現在、デザイン制作全般において、グラフィックソフトウェアの使用は不可欠であり、作品完成度にも、その習熟度が大きく影響する。しかも、ソフトウェアは頻繁に高機能化し、学生の自主学習では習得に困難を伴う。そのためにも、効率的な学習が必要であると考える。また、アンケート結果からも、学生が強く望んでいる事がわかった。
 従来の操作、機能説明に重点をおいた教育法は、初級者に対しては有用である。限定された機能説明を元に、実習を通して素早く操作手順を獲得できるためである。しかし、それら機能の土台である画像処理技術を知らない場合、さらなる応用や、深い理解は難しい。
 そこで、グラフィックソフトウェアの基本である、デジタル画像処理技術を軸にしたカリキュラム構築を考えた。それにより、ソフトウェアの機能更新や、多様なグラフィックソフトウェアへも対応可能となる。本論文では、これらの学習方法の概念と、その結果についても検証する。
 

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